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1.頸椎椎間板ヘルニアとは？

首の強い痛みや腕の痺れだともしかしてヘルニアを疑う方は多いのではないでしょうか？
ヘルニアと聞くと少し怖い印象があり、手術とかすぐに必要かなとか思ってしまうかもしれませんが、意外とそうではありません。
病気などと同じでヘルニアにも段階があります。
まだそこまで酷くないものでしたらアプローチの仕方でカイロプラクティックや鍼灸で症状を軽減したり、改善する事は可能となります。
しかし、ヘルニアの度合いが進み酷い状態だと手術を受けたり、神経ブロック注射を行ったりしないといけなくなります。

では、その頸椎椎間板ヘルニアとはどうゆうものなのか？
首の骨と骨の間にある椎間板というクッションに負担がかかり椎間板の中にある髄核が外に飛び出す事をいいます。
その飛び出した髄核が神経を圧迫する事で腕の痺れが出てきたりします。
髄核が飛び出したままで神経を圧迫していない場合は神経症状は出ません。
ですので、ヘルニアにはなっているけど症状が出ていないって方は多くいます。

ヘルニアの好発年齢は20代～40代で、50代以降になるとヘルニアの発症は減っていきます。
その代わり背骨の歪みなどがあると骨格にストレスがかかり変形が起きやすくなりますので、ヘルニアはあるけど痛みは出ていないからと放置すると良くはありません。

2.頸椎ヘルニアの原因

首でも腰でも下部の椎間板の方がヘルニアになる傾向が高くなります。
理由は下に行けば行くほど重さのストレスを受ける事と、重い頭を支えている為どうしても首の傾きが出てしまうからです。
上部の首は主に捻じる動作を下部の首は左右に曲げる動作を担っております。
そして上部は頭を支えているので関節の動きは悪くなり、胸椎ではろっ骨がある為首より関節の動きの制限がかかってきます。
動きが悪い上下に挟まれている事で更に下部頸椎にストレスがかかり椎間板に影響を受けやすくなります。

そして、椎間板は前後に強い靭帯で守られている為、ヘルニアは斜め後ろ側に出る事が多くなります。
ですので、両手ではなくどちらかの手が痺れている状態になります。

3.カイロプラクティックでの施術

カイロプラクティックでは関節の可動域が悪くなっている部分に動きを付ける事で負担を抱えている部分のストレスを軽減する事が出来ます。
頸椎椎間板ヘルニアでも同じで基本的に首の下部にストレスがかかり腕や手に痺れや放散痛が出ているので、可動性の悪い上部頸椎と上部胸椎等の関節に可動を付け、ヘルニアになっている部分の負担を軽減します。
そして、首だけでなく全身の歪みを整えバランスを取っていきます。

体の殆どの歪みが日常生活由来のものになります。
重いバックを持ち通勤している為に腰痛になってしまった。
腰を庇う為に座り方が悪くなった状態でパソコンを見続けてしまい、頸椎椎間板ヘルニアになってしまった…。
という方も多くいると思います。
それでも病院に行けば首のヘルニアですと言われ首の治療しかしません。
その為、再発します。
将来に渡って症状を出さない為に、今からしっかりと体全部のバランスを取って置く事で酷い状態から免れやすくなります。
ヘルニアになってからのケアも大切ですが、ならないように日頃から気をつけていくことが大切ですね。
人により首にかかっているストレス度が違う為、一概に何回施術をしたら改善するとは言えませんが、手術や神経ブロック麻酔をする程でない方でしたら、良くなっている方は多くいます。