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首・腕の痛み(胸郭出口症候群)

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群.jpg

ここ最近ずっと腕の痺れが気になる...。

首のヘルニアかと思って病院に行ったけどヘルニアではないそう。

では、この腕全体のしびれは何だろう?

だんだんと症状が強くなっていくし...。

どうしよう。。。

っと悩んでいる方。

もしかしたら胸郭出口症候群の一つかもしれません。

胸郭出口症候群の種類と施術

1.胸郭出口症候群の種類

<span>1.</span>胸郭出口症候群の種類

長時間パソコンに向かう姿勢や少し手を挙げていたりして手が痺れるなどの症状が出たりする事はしばしば起こる方は多いのではないでしょうか?
もしかしたら胸郭出口症候群かも知れません。
胸郭出口症候群とは、斜角筋症候群・過外転症候群・肋鎖症候群・頸肋症候群の4つにわけることが出来ます。
いずれも上肢に痺れや痛み、違和感などが感じます。
上肢の運動や感覚を司る神経は首から出る腕神経叢、腕に流れる血液は鎖骨下動脈で行われています。
それがどこかで圧迫される事により上肢のしびれなど症状が出てきます。
そのどこで圧迫されるかによって、4つの呼び名がついております。
それぞれ細かく観察していきましょう!

2.斜角筋症候群

<span>2.</span>斜角筋症候群

首の前側にある前斜角筋と中斜角筋の間で神経や血管が挟まれ腕の痺れを起こす場合は斜角筋症候群と呼びます。
モーリーテストやアドソンテストなどの整形学検査法を用いてどこの部位で圧迫を受けているのか判断していきます。
首のカーブが減少しているストレートネックの方や首の筋肉の過緊張を起こしている方などがなる傾向が高くなります。

施術は首の関節のバランスを取り、しっかりと可動域を付け筋肉が緊張しない状態にしていきます。
また、なで肩の方やいつもバックを片側で持つ方なども斜角筋症候群になりやすくなります。
日常生活から左右アンバランスにならないように気をつけていかなければなりません。

3.過外転(小胸筋)症候群

<span>3.</span>過外転(小胸筋)症候群

肩甲骨の前側にある烏口突起から肋骨についている小胸筋が神経や血管を圧迫した際に上肢にしびれなどの症状が出るものを過外転(小胸筋)症候群と呼びます。
ライトテストなどの整形学的検査法を用いて圧迫の箇所の判断をしていきます。
長時間パソコンを仕事や重い荷物を持つ方、農作業の方など猫背になりやすい方に良くみられる症状です。
背中を丸めている事で肩甲骨が外側に開く事で小胸筋の収縮が強くなり、腕に行く神経や血管を圧迫してしまいます。

施術は丸くなってしまった背中(猫背)を真っ直ぐにしていきます。その際に、硬く収縮してしまった小胸筋もしっかりと緩め圧迫をされないように気をつけていきます。
施術で真っ直ぐになってもまた仕事で猫背になってしまうので、ならないように背中の筋肉の強化と胸の前の筋肉の弛緩をお伝えしていきます。
そして誰でも背中側の筋肉が弱化しやすい為、背中のトレーニングが重要となります。

4.肋鎖症候群

<span>4.</span>肋鎖症候群

肋骨と鎖骨の間が狭くなり、神経や血管を圧迫する事で上肢にしびれなどの症状が出るものを肋鎖症候群と呼びます。
一般的には姿勢が悪くなったり骨格の歪みなどから起きます。
また、鎖骨などの骨折などから肋鎖症候群になり、上肢にしびれが出る場合があります。
エデンテストなどの整形学的検査法を用いて判断をしていきます。

施術は背骨を中心に骨格のバランスを整え、鎖骨や肩甲骨の位置の調整を行っていきます。
長期間による歪みや姿勢の悪さ、筋肉の緊張により肋骨と鎖骨の間の隙間が狭まる為、経過を見ながら歪みの調整になります。

5.頸肋症候群

<span>5.</span>頸肋症候群

通常肋骨は胸椎から始まります。
それが、頸の7番目の骨から肋骨が出てくるために腕に行く神経や血管を圧迫しやすい為、上肢にしびれなどの症状が出やすくなります。
それを頸肋症候群と呼びます。
頸肋症候群は先天的に起こる事が多いです。
首を後ろに倒す動作や左右に捻じったりすると症状が出やすくなります。
診断はレントゲン写真が一番分かりやすく確実です。

施術は頸肋が原因で上肢にしびれなどの症状が出ている場合はカイロプラクティクだと施術は難しくなります。
あまりにも酷い状態はお医者さんの指示を仰ぐのが良いでしょう。

6.まとめ

<span>6.</span>まとめ

胸郭出口症候群いかがでしたでしょうか?
首から腕までいく腕神経叢や鎖骨下動脈は斜角筋の隙間をくぐり、肋骨と鎖骨の間を通り抜け、肋骨と小胸筋の間を通りやっと腕まで流れていきます。どこの部分で圧迫を受けても腕のしびれが出てしまいます。
人は誰しも体の癖があり、生活習慣により歪んでいきます。
そして、歳を重ねる事で筋肉の衰えが出てきます。
普段から長時間のデスクワークなどで悪い姿勢の癖が付き、運動不足で筋肉の衰えが出て、ストレッチ不足で筋肉が硬くなると体は限界に達して症状と言う形で私たちに警告をしてきます。
警告がなる前に普段からケアをしておくことが大切になります。
悪くなってからだと治るまで時間がかかります。
予防の為、今から少しずつ体と向き合っていって下さい!

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