浦安 整体Total Body Care浦安駅前整体院Top» カイロプラクティック(整体) > マラソン後の外側の足首の痛み
先日フルマラソンの時に足首を捻じってしまったAさん。
しばらくすれば治るかと思いきや、全く治らない。
2週間が過ぎても痛みが取れないので、病院に行きレントゲン写真を撮ってはみたものの骨には異常なし。
6年間マラソンをやっているけれど今回の様な事は初めてだそうです。
(40代 女性)
①長時間走ったり歩いたりすると足首の外側(くるぶしの前下方)が痛む
②曲げたり伸ばしたりしても痛くないが患部を触ると激痛が走る
③朝起きて足を付くと痛いがだんだんと慣れてきてちょっとした歩行では気にならない
痛くなった日は朝から、雨の中フルマラソンを行ったそうです。
悪天候ながらもレースは完走。
足首を大きく内側に捻じってしまいましたかと尋ねると大きな捻挫の記憶は無いとの事です。
初診時の施術後痛みは少し治まり、足を付いても気にならないとの事でした。
しかし、元々少し歩いた程度では痛みが出ない為、帰りに少し歩いて頂きました。
次の週に再度来して頂いた時には前回後大分痛みは治まり走っていてもあまり気にならないとの事でした。
足首の可動やその他股関節の可動を診るとまだ正常な可動範囲ではない為、再発防止のために定期的に体のバランスを整えております。
問診時、内反捻挫(足を内側にひねってしまう捻挫)を起こしそれの為、前距腓靭帯が損傷状態に陥り足首の外側に痛みが出ているのかと思いましたが、この患者さんの足首は内側に力がかかる構造になっておりました。
そして大きな内反捻挫を起こした記憶もないことから引っ張られて外側の足首に負担がかかったのではなく、足元の悪い中のフルマラソンと言う事もあり足の運びが通常とは変わり、何度も何度も関節がぶつかり、炎症を起こした状態だと推測しました。
場所は距骨と立方骨との間の関節。
足首が回内足と呼ばれる内側に捻じれている状態により、距骨が内下方、立方骨が上方、踵骨(かかとの骨)外方、外果(外側のくるぶし)が前方に歪みを起こしている状態で、足の内側縦アーチが減少し、クッションがなくなりいつどこに痛みが出てもおかしくはありませんでした。
また、右の大腿四頭筋は過緊張を起こし、右の股関節は内外旋共に可動制限状態、右の骨盤は離解を起こし腰周辺の筋肉の緊張が出ている状態。
反対側の骨盤は右とは反対に可動制限を起こしておりました。
骨盤から下肢にかけてのアライメントはかなり崩れており、なるべくしてなった症状だと感じました。
元々のへん平足と言う事なのですぐにアライメントが整う訳ではありませんが、マラソンはずっとやりたいと言う事もあり、これからも負担のかかりずらい体にする為にしっかりと骨格や筋肉のバランスを整えていこうと思います。