浦安 整体Total Body Care浦安駅前整体院Top» カイロプラクティック(整体) > 立ち仕事による腰痛
仕事がずっと立ち仕事で下を向いている事が多い為、
首や肩の凝りはもちろんだが、腰痛が半端なく辛い...。
他の方はそんなに腰痛を感じているようには見えないが
何故自分はこんなに腰痛があるのだろうか...。
同じ事をしていても腰痛など症状が出る人と出ない人は何が違うのか?
先日施術中にこんなご質問をされたました。
飲食店勤務の40代男性
①仕事は一日中で立ちっぱなし
②高身長
③元々腰痛持ちではないが、仕事を始めてから(立ち仕事をしてから)腰が痛む
④運動は軽いウエイトトレーニングとウォーキングを行っている
⑤体型は中肉中背である
以前腰がどうしようもなく痛くなった時にレントゲン写真を撮ったがヘルニアなどの所見は見当たらず、
綺麗な腰ですと言われたそうです。
人から猫背などの姿勢の悪さも指摘された事もないし、整形外科に行っても何故痛いのか分からないとの事。
腰痛が出やすい職業
〇デスクワーク
→ずっと座りっぱなしで腹筋などを使わない為、腹筋背筋のバランスが悪化する。猫背など背中が丸くなったりする事で姿勢の悪化が考えらる。
〇運転手
→もっとも腰痛が出やす仕事の一つだと思います。
長時間の運転により姿勢を変えることも出来ず、腹筋等の筋力弱化が考えられる。
〇立ちっぱなしの仕事(料理人、警備員、販売員etc)
→長時間立ちっぱなしになる事で後重力筋(背部側の筋肉)にずっとストレスがかかっている為、腰痛になりやすい。
〇重量物を持つ仕事の方(引っ越し、介護etc)
→自分自身の体重だけでも腰に負担がかかるのに重い荷物や人を持ち上げる事により腰にかかる負荷が倍増され腰痛になる。
〇夜勤などの方(看護士、薬剤師、コンビニetc)
→夜の方が椎間板の水分量が少なくなる為、腰にかかるストレスは日中の仕事より多い。
〇気圧の変化があるお仕事(CA、パイロットなど)
→地上と上空だと気圧が違う為、体にかかるストレスが多い。椎間板が拡張収縮を繰り返す事により椎間板に亀裂が入りやすくなる為、腰痛の発症が高まる。
元々の骨格による腰痛
〇背骨の前後の湾曲が大きい
→背骨は前後に弯曲がなければいけませんが、曲がり過ぎている事で姿勢の悪さが出てしまい、腰に負担がかかりやすくなる。
〇背骨の弯曲が少ない
→背骨の弯曲が少ないと一見背筋が通っていて綺麗に見えますが、前後のクッションがなくなる為、腰に負担がかかりやすくなる。
〇背骨が左右に曲がっている
→側弯と呼ばれるもので、左右の歪みがあると左右の筋力バランスが崩れ腰に負担がかかりやすい。
側弯が強くなると側弯症という病名が付き、酷くなると装具を付ける事もある。
〇背骨の可動域が大きい
→良く言えば柔軟性がある状態だが、体が軟らか過ぎると筋力が低下した時に関節で体を支える事が出来ず腰痛にかかりやすい。
〇背骨の可動域が少ない
→可動域が大きい状態より少ない方が断然多い。
歳を重ねていくと関節の可動域が減少し、体が硬くなる。
それにより筋肉の可動する幅が減り、筋力が弱化。
姿勢が崩れ腰痛になる。
今回ご来院の患者さんは料理人で背骨の前後の弯曲が少ない、背骨が左右に曲がっている、背骨の可動域が少ない方でした。
それにより、人と同じ事をしていても腰痛を感じやすかったと思います。
今回このような体の状態ですとお話しした所大分納得されておりました。
仕事自体替えられる訳ではないので、体の方を変えていくしかありません。
背骨の前後の弯曲をつけ、左右に曲がっている状態を正し、可動域を高める施術をしばらく行いました。
現在では徐々に腰痛が改善し、仕事を頑張れているそうです。
今までは仕事が忙しく運動以外に体のケアという発想はなかったそうです。
これからも仕事を楽しく続けられるようにケアをしっかりしていくと仰られていました。
腰痛一つとっても出る方と出ない方がいます。
同じ職業でも腰痛が出る方と出ない方がいます。
また、上記の様に腰痛が出やすい職業で腰痛が出やすい骨格の方でも腰痛を発症しない方もいます。
人により体の状態や症状の出方は違いますので、少しでも違和感を感じたらすぐにケアをする気持ちで入れると良いと思います。
そして出来れば腰痛を発症する前にケアをする事をオススメ致します。
腰痛が出てからだと回復するのに時間がかかりますからね^_^;