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2週間前から口が開かなくなりました。
2か所病院に行ったけど何が原因か分からないとの事。
整体院でこういう症状の施術が出来ますか?
っとご相談に来られました。
早くしないと何だかずっと口が開かなくなってしまうのではとかなり不安で、
藁をつかむ思いでご来院したと仰られていました。
(40代 女性)
①何の前触れもなく朝起きたら急に口が開かなくなった
②痛みは全くない
③レントゲン写真を撮っても異常が無い
④元々口を開けると「ガコッ」と音は鳴っていた
急に口が開かなくなった今回の患者さん。
病院ではなかなか原因が分からない様子で、下手したら手術をしないといけないかも?!と言われたそうです。
流石に急に口が開かなくなっていきなり手術は避けたかった事もあり、当院に駆けこんでこられました。
顎の関節は下顎骨と側頭骨により形成され、その間には関節半月があります。
下顎骨には8つの筋肉が付着し、そのうち5つの筋肉は顎関節の運動には不可欠です。
(咬筋、側頭筋、外側・内側翼突筋、顎二腹筋)
開口運動(口を開ける動作)は外側翼突筋と顎二腹筋が働きます。
閉口運動(口を閉める動作)は咬筋、側頭筋、内側翼突筋が働きます。
通常顎は開閉運動がメインとなりますが、それ以外にも前方・後方・側方など様々な動作が行われ通常の顎の運動が行われています。
顎関節の痛みや開閉運動の制限などを診ていく上では、上記の構造をしっかりと理解する事が大切になります。
以前から口を開けた際に音が鳴っていた事もあり顎関節の癖や歪みがあったと想定出来ます。
今回の直接的な原因は分かりませんが、日常的に顎関節にストレスがかかっていた状態で、ほんの些細な事をきっかけに症状に発展したと考えられます。
(頬杖を付く姿勢やデスクワークの姿勢などでも顎の歪みは作られていきます。)
今回の患者さんは口の左右の歪みが強く出ており、口を開けるときに左側に流れるようにして開口しておりました。
(施術前は指1本が入る程度)
その為、左側の筋肉の収縮が強く出ており、開口制限をかけてました。
左側の咬筋など口を閉じる筋肉を中心に緩め、開口しやすい状態を作り、固まってしまっている左の顎の関節にアクティベーターとという専用の矯正器具を使い施術を行いました。
そして、顎が真っ直ぐに開くように筋肉の緩和操作や運動を行いその日の施術を終えました。
施術後は指2本まで開き、次回3日後にご来院頂く約束をしました。
3日後、来院時に大分開くようになりあともう少しですと仰られていました。
その日も収縮している左の顎を閉じる筋肉をメインに矯正と筋肉の緩和を行いました。
それと同時に首の傾きから顎を歪ませてしまう事もある為、首の矯正も行いました。
頚椎、顎関節、噛み合わせとの間には機能的な関連があり、頭部の歪みが出ると下顎骨の動きや安定に影響を与える為、バランスを整えておくことは重要になります。
施術後は今までと同じ様に口が開くようになったと喜んでおりました。
レントゲン写真では関節の可動制限の状態や筋肉の緊張を見極める事は出来ません。
下顎骨が正常の場所にあり、左右均等に開口運動が出来ているかどうか。
その際に顎関節に問題があるのか?もしくは、筋肉の方に異常が出ているのか?
頸椎や頭部のバランスは取れているのか?
日常生活で顎にストレスのかかる姿勢を取っていないか?
などなど顎を診る上では色々な事が重要となってきます。
そして顎だけでなく、首など体の状態を見極め施術を行っていく事で症状の根本的な解決に繋がっていきます。