浦安 整体Total Body Care浦安駅前整体院Top» 鍼灸治療 > 鍼灸 > 不眠とのぼせ
仕事が忙しく昼夜逆転してしまってから
夜眠いのに眠れなくなってしまった...。
疲れているし、明日も仕事なのに眠れない。
ますます焦って更に眠れない。
そして何だか最近顔が火照ってボーっとする。
これって更年期なのかな??
とご相談に来られたKさん。
鍼灸施術でアプローチしていきます。
(40代 女性)
①普段から夜勤のある仕事で慣れているはずなのに、先日の夜勤以降から眠れなくなった
②眠れたとしても短時間で夜何度も目が覚める
③だんだん頭がのぼせるようになってきた
④40代後半と言う事もあり更年期を気にしている
以前から仕事が多忙で体をゆっくりと休める時間があまりないと言う事で、最初は疲れが溜まっただけですぐに治るかなっと思っていたそうです。
しかし、一向に改善しない為少し怖くなりご来院されました。
初診時の施術後はさほど変化なし。
2回目の施術で少し顔のほてりが取れてきたそうです。
その後3度4度と施術をしていくたびに少しずつ夜起きる頻度が減り、5度目の施術後の夜はぐっすり眠れたそうです。
しかし、仕事の忙しさは変わらない為、完全にのぼせの状態と不眠が消失するまで鍼灸施術を続けたいとご本人もおっしゃられているので継続して鍼灸施術を行っております。
また、体の歪みもあり筋肉の緊張も強い為、合わせてカイロプラクティックの施術も行い、体全体のバランスの調整も継続して行っております。
現代ではストレス社会や仕事で多忙の方が多い為、不眠でお悩みの方は多い様に思います。
今回ご来院されたKさんも例外ではありませんでした。
仕事で忙しく体を酷使し、立場的に常にストレスがある状態。ちょっとした事をきっかけに不眠に陥ってしまいました。
東洋医学でこの患者さんを観察してみると体が痩せていて、少しのぼせ状態、脈が少し早く、舌は少し赤みが強く舌苔は少ない状態でした。
そして、ストレスや腰のダルさなどから『腎陰虚証』という状態に当てはまります。
お仕事が忙しい事や過度なストレスなどにより陰の消耗が起こります(腎陰不足)。その為、陽の働きが亢進し体内に熱が発生します。
この場合通常よりも強い熱となり熱は体の上部へと上昇しやすい性質がある為、その熱により心のバランスを乱し精神不安を引き起こし不眠になったと考えられます。
また、それに伴い熱によりのぼせの状態に陥ったと考えられます。
今回Kさんは五心煩熱(両手足や胸の部分のほてり)の中でも足のほてりは出ると仰られていました。これも「陰虚」の症状の一つです。その他にも耳鳴りやめまいなども出る方も多くいます。
西洋医学で考えると、ストレスなどから自律神経が乱れ交感神経優位の状態の為、不眠に陥ってしまっていると判断されてしまうと思います。
しかし、東洋医学的に考えると不眠と言っても体の衰えにより眠れなくなる。ストレスなどにより眠れなくなる。甘いものを食べ過ぎる事によって、消化器の働きが衰え眠れなくなる。など色々な状態により不眠に陥ります。
不眠の影響は1つではありませんので、何故眠れなくなってしまったのか体にその理由を尋ね、しっかりと治療していくことが大切になります。
Kさんの症状は少しずつ改善しております。
この先もずっと症状が出ないようにこれからも施術とアドバイスをしていきたいと思います。