浦安駅から徒歩1分　浦安 整体Total Body Care浦安駅前整体院

1.初診時の症状

①15年以上の慢性的な腰痛
②レントゲン写真やMRIなどを撮っても骨にも何も異常がない
③整体・鍼・マッサージに行くと一時的に腰痛は緩和されるが全く痛みがなくなる事はない
④痛いと行っても動けなくなる訳でもないがずっと腰を気にしてしまう
⑤トレーニング等をして体重を増やさないように気を付けている

良いと聞けば少し遠くても色々な施術を受けてきたそうです。
整形外科でのけん引やリハビリ、鍼灸治療、カイロプラクティックや整体、あらゆるマッサージなど本当に色々と行ったそうです。
でもこの腰痛は…と嘆いていました。

2.施術後の経過

長い間腰痛がある事から背中から腰にかけて過緊張を起こしている状態で来院されました。
色々な所で色々な施術を受けてきたので、体のどの位の刺激でどのように反応するか読めないこともあり、初回は中医学的な一般的な鍼灸施術を行いました。

2回目ご来院時に症状の変化等を確認すると施術後は少し楽になったがまた数日すると元に戻ると仰られていました。
すぐに症状は戻るが体の反応はしっかりとあるので、長鍼等を用いて少し刺激を強くして施術を行いました。

3回目、症状の変化をお伺いすると前回と同じとの事。
今回から鍼灸施術に加えカイロプラクティックも合わせて施術を行う。

5～8回目、繰り返し施術を行うが大きな変化ない為、『火鍼』の施術を追加して行いました。

9回目、来院時開口一番ここ最近だと一番楽だよ！！この前の『火鍼』いいね～っと言って頂きました。
勿論原因不明の腰痛の為、一回の『火鍼』で良くなるわけではありませんが、症状の変化がみえた事もあり、今後も『火鍼』を併用して施術を行っていきます。

3.担当鍼灸師からのコメント

今まで色々な方が色々な治療をしても良くならなかった事と、実際私が鍼灸とカイロプラクティックを合わせた施術を行っても大きな変化がみられなかったので、浦安駅前整体院/鍼灸院の奥義的な施術『火鍼』を行いました(笑)。
主にカイロプラクティックや鍼灸、トレーニングを行ってもなかなか変化の出ない患者さんに対して現在最後の砦として行っております。

今回使用した『火鍼』は鍼灸古典である「霊枢」官鍼篇の刺針法九針に載っている鍼灸法になります。
「焠刺は燔針を刺して、すなわち痺証を治療するものである」と述べられています。
※焠刺とは『火鍼』の事であり、『火鍼』とは鍼を火で熱し、そのまま患部に刺す施術の事を言います。
※痺証とは「寒」が原因で起こる関節や筋肉の疾患です。

また、「霊枢」経筋篇の中で、経筋病の治療は火鍼で刺してすぐ抜き、効果があったらそれで治療を終えなさい。痛い所が治療点であると述べられています。
※経筋は「つっぱり、ひきつり、痙攣、痛み、麻痺等を主る」と言われており、筋肉を主体とした運動器系愁訴に対応した治療であると考えらています。

『火鍼』の特徴
①気血のめぐりを良くして痛みや機能障害の改善を行います。血流が良くなる事で体がぽかぽかし、冷えからくる痛みの改善も出来、免疫力を高めていきます。
②炎症していても火鍼で熱を加えて治療する事が出来る。
現代医学では炎症がある際には冷やす事が通常で熱する事は禁忌とされています。しかし東洋医学では「火を以て火を制する」言葉があるように炎症している部位に火鍼をする事で治癒を促進する働きがあります。
③痛みと痒みを抑制する。
東洋医学では「不通則痛」という概念があります。
気血の流れが悪くなると痛みを生じる。逆に気血の流れが良くなれば痛みを取り除くことが出来ると考えられています。

『火鍼』を使用しようとすると患者さんはえっ？！ちょっと怖い…と言われる事が多いです。
しかし、実際使用してみると思っていたよりも大丈夫。刺した後はズシンとくるけど『火鍼』の後は楽になったからまたやってよ！！っと言われる事が多いです。
先日も腰がガチガチに固まっている方に『火鍼』を施しました。
刺した直後から腰の筋肉は緩んだ状態になり、本人に立って確認して頂いた所、何これ？！凄いね！！
こんなに楽になるんだと言って頂きました。
着替えた後も凄い腰が楽だしポカポカと暖かくていいね。っと更にお褒めのお言葉を頂きました。

寒くなる時期や深部の方まで凝り固まっていて手技だとどうしても届かない場合に有効だと感じております。
長く患っている腰痛や肩こりなど一度『火鍼』の施術をしてみてはいかがでしょうか？
頑固な症状も和らぐかもしれませんよ。