浦安整体日記-12診目-「コーヒーって本当は身体に悪いんですか?」40代女性

相談内容

 

「コーヒーの飲みすぎは体に悪いって聞いた事がありますが本当ですか?

美容にも良くないって聞いて…

コーヒーが好きで毎日飲むので気になりました。教えて下さい!」

 

一長一短です!!!!!!

・・・と一言で済ますのは簡単ですが、真面目に話していくと実はこれが中々単純ではありません。

コーヒーは確かに身体に良い反面、悪い部分もあります。

ただ飲む量や時間帯、タイミングなどが大切なので今回は「コーヒーは身体に悪いから飲むな」とかではなく

「コーヒーを上手に飲んでもっとハッピーになろう」をスローガンに話していこうと思います。

僕もコーヒー好きですしね(笑)

ただ僕自身はカフェインが身体に効き過ぎてしまい、摂取許容範囲を超えるとたちまち夜眠れなくなってしまうので相性は良くありません。

でもきちんと飲み方を気をつけているので、今は美味しくコーヒーを飲みながらうまく生活に組み込めています。

しかし時にはコーヒーを控える時期も必要だったりします。

そんなところもふまえて「コーヒー飲みすぎは良くないよ」なんて言われた事のある方は要チェックのコラムを目指して書きますね!

結論、コーヒーは悪くない。飲み方が悪い

結構な言葉を使ってしまいましたが、この一言に尽きるのではないでしょうか。

コーヒーは体にとって良い効果と、摂りすぎることで悪影響を与えてしまう面と両方含んでいます。

さらっと見るとこんな感じです。

 

良い効果

・抗酸化作用・・・美容効果、しわ・たるみ・シミなどに良いです。

・ダイエット効果・・・脂肪が燃焼しやすくなります。

・脳の活性化・・・眠気が冷めたり。

・胃の活性化・・・胃の働きが良くなります。

・利尿作用・・・体から水分が出やすくなります。

悪い効果

・自律神経が乱れる・・・カフェインを摂りすぎるとかえって眠れなくなったり、脈拍が早くなったりします。

※コーヒーとは関係ないですが、最近若い子が無為にエナジードリンクを毎日摂取することでカフェイン中毒になる例も増えています。

・胃が荒れる・・・胃の働きが良くなる半面、例えば朝すきっ腹にコーヒーだけ流し込むと消化するものがないのに胃酸が沢山出てしまい胃が荒れてしまいます。

・浮腫む・・・コーヒーばかり飲んで水分を摂らないと浮腫みやすくなります。

・貧血・・・コーヒーを沢山飲むと鉄分の吸収を阻害してしまうので、貧血になりやすくなります。

 

要するに「体に良い効能が出る範囲で飲めば体に良くて、それ以上飲めば効果が出すぎて悪くなる」という事ですね!

正直”コーヒー健康論争”はこの一言で終わるような気がします(笑)

一日どのくらい飲んだらいいの?いつ飲めばいいの?

これが実は国ごとに推定摂取量が違ったりします。

基本的には一日3~4杯までなら大丈夫とされていますが、カフェインにあまり免疫がない人(僕のような人間)は2杯飲むだけで夜眠れなくなったりしてしまうので、各々がベストな量を把握する必要があるとされています。

実は夕方以降などのカフェイン摂取のせいで、夜の睡眠の質が落ちてしまっている方もいます。これはカフェインにより交感神経が優位になり夜眠る時に働く副交感神経の働きを妨げてしまっているからなのです。眠りが浅い自覚があり、遅い時間帯にコーヒーなどカフェインが含まれた飲み物を摂取する習慣のある人は気にしてみて下さい。

また一言にコーヒーと言っても、飲み方には個人差が出るものです。例えばお砂糖やミルクをたっぷり入れたカフェラテなどを好む方は血糖値などが上がりやすく、砂糖や乳製品の摂りすぎによる弊害が出てしまうようになります。(肌の糖化による肌荒れ・シミなど)

ネットなどで体に良いと言われているのはあくまでコーヒー単体(ブラックコーヒー)での話なので、一日3~4杯カフェラテ飲んでも大丈夫!なんてずっと毎日飲んでいたら糖質を取り過ぎてしまうので注意して下さいね(笑)

 

そして食後のコーヒーについてですが、これにも一長一短が存在します。

それは食事中や食後すぐに飲むと血糖値が上がるのを抑える作用が見られる一方で、鉄分の吸収を抑えてしまう作用も出てしまうからです。

このように様々な効果が見込める分、摂取の仕方などにより体にとって良い悪いが変わってきてしまいます。

上記には書かなかったのですが、中には「コーヒーを飲むと体を冷やす」という言葉もあります。

これはカフェインの過剰摂取により血管が拡張してしまうのが原因であったり、一緒に摂る砂糖の影響だったりもします。

利尿作用による尿の排せつで一時的に体温が下がるからだという話もあります。

しかしこれも適量をしっかり見極められれば、問題ないように思えます。

ただ中毒性により、必ず毎日飲まないと気が済まない・・・なんてところまで依存してしまうのは良くないですね。

 

これらの話をまとめると、一日どのくらい飲んだらいいの?いつ飲めばいいの?に対する答えは・・・人による!ですね(笑)

 

ちなみに僕個人は一日に1杯、昼食後少し時間が経ったくらいの時間に飲んでいます。

血糖値抑えるのは野菜の食物繊維にお任せ出来るので、お腹が空腹過ぎないくらいの時間を選んでいます。

その人の悩みの内容や食生活によってベストタイミングなんかも変わってきますので、そういったところを是非パーソナルトレーニングの時間なんかに聞いて頂ければと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

言ってしまえば「何事も程々が良い」ということでしたね(笑)

ただその一言で終わらせずに、飲む時間帯やタイミングをきちんと考えることが重要です。

別に何も気にしないならいつどのくらいの量飲んだって別に構いません。

逆にコーヒー飲まないと寝れないなんて言う友人もいるくらいです(笑)

でも例えば夜は遅くまでお酒を飲み、朝は食欲がないからコーヒーだけ・・・これはオススメ出来ません。

ただでさえお酒で内臓が弱っているのに、すきっ腹にコーヒーなんて流したら胃酸が出やすくなって胃腸に負担がかかってしまいます。

逆流性食道炎の方なんかに見られやすい生活パターンが実はこれだったりします。

こういう時は朝などにあまりコーヒーは飲まない方が良いですよね。もちろん気にされないなら良いです。

またコーヒーばかり飲んであまり水分を取らずに尚且つ仕事中はお手洗いに行く回数が少ない・・・

こういう生活習慣だと女性の方はあご周りの肌荒れが目立ちやすくなったり足が浮腫みやすくなったりしますね。

「あれ、それもしかして私・・・?」なんて思われた方はまずお水をしっかり飲むようにすると良いと思います。

逆に水分をしっかり摂る事できちんと利尿作用が働き浮腫みなどが解消できるかもしれませんよ。

何事も程々なのですが、コーヒーの効能などをよく見極めたうえで上手に付き合えるとより良いですね。

中毒性が高く「飲まなきゃ気が済まない・・・」というところまで依存している方などは、一度コーヒーを飲まずに2週間位生活してみるのも良いかもしれません。

「身体の調子が良くなった」と言われる方も結構いますよ。そんな良い距離感を掴んでみてはいかがでしょうか?

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