こんにちは!
浦安駅前整体院の木内です!
最近、バレエを習われている方を複数診させていただく機会がありました。
共通の運動をされていれも、全く同じ怪我や気になる症状が現れるとは限りません。
しかし、バレエ独特の立ち方からなりやすい体の歪みはいくつかありますので、
今回は実際の症例を交えながらそれらをご紹介致します。
目次
膝の内側が痛みだした患者様
会社員のOさん、通っているバレエでのレッスン中に膝に痛みを感じ、当院に来られました。
元々、一昨年にスキーに行き滑っている途中で転んだあと右膝の内側に痛みを覚え、
整形外科に診て貰ったところ、右膝の側副靭帯が少し伸びてしまったとのことです。
〇側副靭帯とは?
膝の内側と外側それぞれに付いている靭帯で、内側を内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)外側を外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)といいます。
今回の症例では、この内側側副靭帯を伸ばしてしまったことになります。※画像の青丸(これは左ひざを後ろから見た状態)
スキーで転んだからバレエに影響が出ているようですが、少し違っていて
実は他にも膝に痛みを出す原因が隠れていました。
本当の原因は〇〇〇!!だからこそ必要な体のメンテナンス
結論から申し上げますと原因は【バレエ】です。
しかし、バレエは良くない!やってはいけない!という訳ではありません。
ただ、しっかりとしたメンテナンスをしなければケガにつながりやすいスポーツではあります。
バレエには「アンディオール」という独自の基本的な体の動かし方があり、そこに5つの足の置き方が加わります。
アンディオールは足を外側に向ける動きで、両足をその状態のまま屈んだり、片足を軸にして踊る事も多いので
膝の内側の靭帯は伸ばされやすい状況になります。
Oさんの場合、長年バレエを習っているという事で右膝の内側の靭帯が伸ばされやすい状態になっていたと思われます。
さらに股関節も固く、内旋制限と言って「あぐらでは座りやすいけど、ぺたんこ座りはしにくい」かたちに動きの制限もかかっていました。
そこにスキーで転んだことにより「痛み」として症状が出たと思われます。
そこで股関節の動きを出すための骨盤矯正と、股関節の内旋制限を取り除くストレッチ
この2つをメインに、膝の靭帯にストレスを減らす施術をしました。
普段のレッスンで痛みが出ていないからと言っても、体にとっては多少無理な姿勢で頑張っている事になるので
レッスン前後のストレッチも大事ですが、足首・膝・腰・股関節のメンテナンスもとても大事なものとなってきます。
まとめ
Oさんは、現在は日常生活ではほとんどの痛みは感じないとのことですが、まだバレエでのジャンプからの着地時や
4番や5番の足のポジション時に多少の痛みを感じるとの事です。
現在も骨盤の矯正とストレッチを続け、痛みを出さない様に「予防」を目的として施術させて頂いてます。
バレエは自身の体が資本の芸術的なスポーツだと個人的には思っていますので、同じスポーツをしていた身として
少しでも、お力添えが出来ればと思います。