こんにちは浦安駅前整体院の木内です!
当院では毎日色々な症状や痛みでご来院される患者様が沢山いらっしゃいます。
その中で特に多いのがやはりデスクワークによる症状です。
今回ご紹介する症例は
デスクワークによるものではあるものの見落としやすい原因が隠れている症状です。
もし同じような症状でお困りの方がいれば、ぜひ解決の手助けとなれば幸いです!
目次
全く取れない肘の痛み
もともと長年当院に加圧トレーニングで通われていたKさん。
数ヶ月前に肘の痛みを感じるようになりトレーニングを腕に負担がかからない様になど対応しましたが、
痛みは変わらず整形外科に行くことに。
整形外科ではデスクワークによるものや日常での腕の使い方によるものとして「テニス肘」に近いものとして診断を受けていました。
デスクワークのしすぎでテニス肘になり痛めることはよくあることで、専用の肘のサポーターもつけるようになりましたが痛みが軽減されることはなく、
日常生活でもモノを持つ動作や引き出しを引く動きがとにかく痛いとのことでした。
痛みにかなり悩まされていましたので、いつものトレーニングをやめてカイロプラクティックのメニューに変更し当院でも検査してみました。
アナトミートレイン
突然ですが、アナトミートレインというものをご存知でしょうか?
簡単に言い換えると「筋膜の繋がり」です。
筋膜とは、筋肉を包む膜のことで筋肉全体を包む最外層の「筋外膜」・筋線維を束ねる筋周膜・筋線維1本1本を包む筋内膜の
3つの層から成り立っています。
この筋膜は全身で繋がっていて、全部で12本のラインがあります。
今回、Kさんが痛みを出している肘はその12本の中の「ディープ・フロントアーム・ライン」というラインに属します。
上の画像の左腕で表されている部分がそのラインです。
Kさんが痛がっている箇所は肘の外側でちょうどかぶっています。
痛みの正体
実際にKさんの体をカイロプラクティックの目線で検査して分かった事は、
もともとのデスクワークや日常でのスマホを見る姿勢をなどから「巻き肩」になっていること
そして、パソコン作業を行う時に癖として方が上がること
この二つが上半身のバランスの崩れている部分でした。
そしてもう一つ、痛みが出ている肘には特筆するほどの筋肉の固さや痺れはありませんでした。
上記だけ見ると肘と関係ないのではないか?と思うかもしれません。
ですが、この巻き肩にこそ原因が隠れているのです。
上記のアナトミートレインを見ると、Kさんの痛みのラインには小胸筋が存在します。
小胸筋は方を前方に丸く動かす作用があり、緊張が強くなることで巻き肩を引き起こしてしまい
そうなることで、小胸筋の筋膜も緊張しライン上の筋膜もそれにつられて緊張していきます。
その引っ張られていた筋膜こそ、現在痛みが出ている肘なんです。
現在、小胸筋をマッサージしつつ巻き肩を治す矯正をメインに施術を行い
背中の筋肉の付けるトレーニングを重点的にして肘の痛みへの対策をしています。
まとめ
最初は何かを握ったり、棚を引こうとするだけでかなり痛みが出ていましたが
現在はかなり痛みが引いてきました。
今回、Kさんの場合はデスクワークもしているので肘に症状が出ましたが
生活習慣の癖や仕事での動きで、症状が出る場所は人によって変わります。
もちろん全てが筋膜のせいではありません。
Kさんのお体も筋膜とカイロプラクティックの二つの視点からみて治療しております。
どれだけマッサージに行ってもとれない痛み、もしかしたら別の場所から
発生しているかもしれません。
少し視点を帰ると改善のキッカケが掴めるかもしれませんね。