こんにちは、浦安駅前整体院の梶原です。
今回はわたしも学生時代に打ち込んでいた水泳の運動効果についてお話したいと思います。
水泳は生涯スポーツと言われ、赤ちゃんから高齢者まで楽しめるスポーツです。
なんとなく、ダイエットや健康に良い!というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
実際に水中で行う運動は地上での運動よりも消費カロリーが高かったり、
体への負担を少なく運動ができたり、メリットがたくさんあります。
しかしその詳しいメカニズムまで知っている方は少ないのでは?
水中運動の様々なメリットは
浮力、水圧、水温、抵抗
これらの、水の4大特性と言われるものが関係しています。
目次
浮力
肩まで水に浸かった状態だと、体重の負荷はなんと10%になります。
つまり、体重が60㎏の人でも6㎏の負荷で運動することができるため、
腰や膝に痛みがある方も関節に負荷をかけずに運動ができるのです。
膝や腰を痛めた時に、病院や整体などで筋力不足を指摘されたり、
ダイエットをすすめられる方も多くいらっしゃると思います。
しかし普通にウォーキングしたり、筋トレをしようと思うと体への負担が大きすぎて
かえって痛みがでてしまい結局運動が続けられない…
そんな方は水中での運動をしていただくと、体への負荷は10分の1まで抑えられるのです。
水圧
水中では体に対して常に水圧が加わった状態になります。
水圧が加わることで、地上にいるよりも心臓から送り出される血液量が1.5倍に増え、血液循環が良くなります。
また、深さに応じた水圧が体にかかるので、プールの中で立った状態であれば足先に最も水圧がかかります。
そのため普段滞りやすいふくらはぎの血液やリンパの流れを促進してくれ、むくみの解消にも効果的です。
ただプールに立っているだけでも血液循環が良くなる効果がありますが、水圧が体にかかった状態で運動することにより更なる心肺機能の向上や血液循環の改善が見込めるのです。
抵抗
水の中では地上と同じように動こうとしても動かす全方向から水の抵抗がかかるため、同じようには動けません。
地上と同じ速さで動こうとすると、12~15倍の抵抗が体にかかります。
ただ歩くだけでも、水の抵抗が加わるので通常のウォーキングよりも筋肉を使うことが出来ます。
自分にあった体勢や速さで運動を行う事で、運動強度を上げることができます。
水温
プールの温度は大体30度ちょっと。
この水温では体温が奪われていきます。
人間は体温が下がると、体の中で体温を正常に戻そうと防御反応が起こります。
そのため、水中にいると自然と体温調節機能が鍛えられ、免疫機能が上がります。
その結果、風邪を引きにくい体に。
そしてこの体温を上げようとする反応でエネルギーを消費しますので、ダイエット効果も期待できます。
まとめ
水の4大特性を知ると、なぜ水泳が体にいいのか少し理解できたかと思います。
泳げないからプールはちょっと…と苦手意識がある方でも、
以上の理由からまずは水中ウォーキングだけで十分な運動になります。
ダイエット目的であれば、まずは20分間水中ウォーキングをしてみる、
筋力アップもしたいのであれば、いつもよりスピードを上げてもも上げで歩く、
など目的に合わせて強度を上げていきましょう。