どうも皆さんこんにちは浦安駅前整体院の木内です(‘◇’)ゞ
今回は、実際の症例を元にお話させて頂きます!
今回の症状は、テニスを頻繫にしているAさんの「捻挫」です。
皆さん一度は軽度でもしたことがあるかと思います。
元々腰痛をメインに定期的に来院されていた方ですが、約一か月前に
趣味のテニスをしている最中に、左足を勢い良く捻挫しました。
すぐに病院行ってレントゲンを撮りましたが、骨に異常はなく、靭帯の損傷と診断をされ軽く固定。
そのまま仕事で海外出張に行かれ、帰国後も良くならないとのことで、来院時に相談を頂きました。
目次
縁の下の力持ちだけど傷付きやすいヤツ!【足関節!!】
まず足首の靭帯について説明します。。
足首には多くの靭帯が存在し、体重を支えつつ足の動きを行うための重要な役割を持っています。
捻挫を扱う上で特に重要な靭帯が「前距腓靭帯」「踵腓靭帯」「後距腓靭帯」、特に前距腓靭帯はよく耳にすると思います。
この3つの靭帯は腓骨からそれぞれの足の骨に向かって付いており、足首の動きには欠かせません。
更に足首を内側に捻る内反捻挫においてよく痛めやすい靭帯と言えます。
その他に、内側にも靭帯は多くあり総称して「三角靭帯」と呼ばれます。
こちらの靭帯は、内反捻挫に比べると起こりにくい外反捻挫で負傷します。
靭帯は一度伸ばしてしまうと、使い古した輪ゴムのようなイメージで元には戻りません。
しっかりと周りの筋肉での補強やケアは必須です。
痛みがある場所だけが原因ではない?!
では実際にAさんの足を見てみましょう。
左足は、捻挫の処置を施している為テーピングをしています。
注目すべきは「右足」です。
矯正インソールを付けて生活する前の足なのですが、赤線で示している通り土踏まずが潰れて、アキレス腱の外側が鋭角になっているのが分かるでしょうか?
左右の足を比べたら所、左足よりも右足の方がやや扁平足気味でした。
このことから体の重心左に流れやすく、咄嗟な動きや方向転換・急ブレーキなどが多いテニスで左足の捻挫が起こりやすい状態でした。
その結果、今回のような大きな捻挫につながったと言えます。
手技とインソールで多方面からアプローチ!!
捻挫した右足首は、一度強く捻挫してしまったことから上記した足首の3つの靭帯が硬縮してしまい
足首の内反が出来ず満足な可動域がない状態でした。
よって、今回は右足の内反を手動で行い、、3つの靭帯の硬縮をとるようストレッチに近い治療をしました。
また、元々の重心のズレをケアする為に、右足の土踏まずを持ち上げるよう矯正力の強いカスタムのインソールを
履いてもらいました。
インソールを履いてもらって数日の足の状態です。
インソールについてはこちらをご覧ください!
土踏まずが浮き、アキレス腱の外側の角度が少し緩やかになっています。
治療を開始してから約1か月経ちますが、
初期にあった痛みは減り、歩行がしやすくなったとのことでした。
まとめ
実際に問題のある個所が痛みを出すのではなく、その他の場所に痛みとして現れることはよくあります。
これは、スポーツをしている方だけにとどまらず誰にでも起こりうる事です。
普段自分の体重を支え、そこから重心を変え移動するからこそ足首の重要性は高く
日頃のケアが大事になってきます。
是非一度、全身のケガや不調の予防として、しっかりと足元から見直していくことをおススメいたします。