こんにちは。
浦安駅前整体院の西念です。
ここ最近小学生から高校生までの若い患者さんが、
スポーツによる疾患や成長に伴う痛みなどでご来院されます。
その際に、『猫背』や『姿勢の悪さ』も併せて心配する親御さんが多くいます。
スポーツや成長に伴う体の痛みに関しては理由が分かるのですが、
何故最近の子は『猫背』や『姿勢の悪さ』が目立つようになってきてしまったのでしょうか?
今回はその辺をひも解いていきたいと思います。
目次
猫背や不良姿勢になる原因①(受験勉強)
近年、中学受験をする子供が昔に比べて増加したことにより、
長時間机に向かっている為、猫背や姿勢の悪化が増加したと考えられます。
中高一貫になることで3年間ごとで受験で分断されずに伸び伸びと育てられる、
一貫校独特の学力を伸ばせる充実したカリキュラムがある、
大学進学へのアドバンテージなどがあることなどから中学受験をする事が増えている様です。
将来の事を考える反面、子供の体も歪みというリスクを背負います。
猫背や不良姿勢になる原因②(遊び場の減少)
都会と地方ではかなり開きがあるのではないかと思いますが、
都会では公園などの子供が気軽に遊べる環境が少なくなってきています。
その為、体を動かす事が減ってきてしまい、筋力などの低下が考えられます。
都会に暮らすのでも近くに体を沢山動かす事の出来る公園などがあると良いですね。
猫背や不良姿勢になる原因③(ゲーム)
ゲームは昔からありましたが、最近のゲームは持ち運びが出来る為、
外で集まって集団でゲームをしています。
その結果やはり体を動かさなくなってきており筋力の低下が考えられます。
猫背や不良姿勢になる原因④(運動のやり過ぎ)
現在では特定のスポーツを行い過ぎてしまい、筋力バランスが悪くなり
不良姿勢の子供が増えております。
親御さんとしては少し大変ですが、運動後にしっかりとストレッチを行わせたり
使いすぎたところをアイシングしたりしながら運動していかなければなりません。
運動のやりっぱなしになるとケガの危険性も高くなります。
また、身長が極端に伸びている時はスポーツのパフォーマンスが落ちる
傾向があります。
その際に上手くならないからといって過度に練習を行うとケガなどに繋がる事もあるので
注意が必要です。
『猫背』や『不良姿勢』の最大の原因
それは…『歩行不足』
昔に比べて小学生の歩行数が半分以下に減っています。
その為、歩くことで作られる筋力などが作られていない状況です。
『歩く』事でふくらはぎにある『ヒラメ筋』が刺激され、
姿勢保持に必要な筋肉が作られます。
またそれと同時に『歩く』ことで柔軟性も増してきます。
昔に比べて歩かなくなったことで『不良姿勢の悪化』と『柔軟性の低下』が
顕著になってきております。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供の『姿勢』を改善させるためには、
ストレッチや運動もとても大切ですが、
もう一度初心に返ってしっかりと『歩く』という事を
念頭に置き生活してみることがとても大切になります。
しかし、ただ『歩く』といってもなかなか難しいと思いますので、
ご家族で何か『歩く』イベントに参加してみたり、
「春」はお花見、「夏」は祭りや花火大会、「秋」は紅葉狩り、「冬」はイルミネーションや初詣。
季節や時期に合わせて、ご家族で「歩く」楽しみを見つけ『姿勢』のケアを
してみてはいかがでしょうか?