こんにちは、浦安駅前整体院の長谷川です。
今回は免疫についてのお話をしたいと思います。
2020年3月現在、コロナウイルスの流行により感染症に怯える日々が続いています。
そんな中、少しでも病気に罹りづらくしようと免疫力を上げようとする姿勢が日常の中に垣間見られるようになりました。
スーパーなどでは納豆やヨーグルトなどいわゆる「免疫力を上げる」と認識されている商品の需要が高まっている様ですね。
このブログはその活動を微力ながら助力させて頂こうと思い筆を執らせて頂きました。
目次
腸内に体内の免疫細胞の8割が存在する
免疫とはウイルスや細菌の感染による発病を防ぐための体の防御機能ですが、これに必要な免疫細胞が腸内に8割存在すると言われています。食事をすることで栄養を摂取している私たちにとって菌は常に体内に入ってくるものです。その為腸内まで及んでしまう菌に対処する為にそれだけの免疫細胞が存在しているのでしょう。
しかし腸内の働きは他にもあり、免疫の他に身体に関わる「代謝」そして食べ物の「消化」の2つの働きがあります。その為、この3つの働きを上手くバランス取っていかなくてはなりません。特に体に消化分解し辛い食事ばかりしていると「消化」優位の働きばかりしてしまい、免疫や代謝の機能が落ちてしまうと言われています。
免疫力を上げるにはまず、消化器官に負担をかけないようにするのが大切なのです。
逆効果?腸活をダメにする行動とは
納豆やヨーグルトを毎日食べていたとしてもそれ以上に腸内環境を悪くしてしまう習慣があっては意味がありません。
腸内環境を悪くする悪玉菌などを増やす元凶は主に食生活にあり、食べ物の消化・吸収をするのに胃腸に負担がかかってしまうと腸内の免疫機能が低下してしまいます。
気を付けたい食材としては添加物を多量に含むジャンクフード・アイスなどを含めた市販のお菓子・GI値の高い食品(砂糖、炭水化物など)・過度のアルコール(2~3杯以上)などです。腸内環境を意識して免疫機能を上げたい時は基本的に「食べたら体に悪いもの」と認識しているものをなるべく控えたいですね。
便を見れば腸内環境がチェック出来る
腸内環境の改善はその全てを細かく把握する事は出来ませんが、毎日の便通をチェックする事である程度の指標にすることは可能です。
便は主に腸内細菌の死骸や栄養分を吸収し終えた食べ物のカスであり、体から排出される有害物質の75%を占めます。その為、便の「形」や「色」を確認することで腸内環境のバランスを推測することが出来るのです。
理想なのは排泄時にスルリと出てくる形を保った便!色が黒っぽくてコロコロしていたり、柔らかすぎるのも腸内環境が整っていない証拠です。悪臭がするのも腸内の善玉菌が少ない事を表しています。状態の悪い便が出るという事は体の免疫力が落ちている事を指しますので毎日きちんと観察しながら腸活をすることをオススメします。
すぐに出来る免疫力向上習慣!
①:発酵食品を食べる
納豆や味噌、漬物(ぬか床で漬かったもの)、ヨーグルト(乳製品にお腹が敏感な方はそれ以外で。また動物性タンパク質は腸の負担になる為に為出来るなら納豆など植物性乳酸菌を含んだ製品がオススメです)などを毎日食べる。
②:食物繊維の豊富な食材を食べる
食物繊維が食事の際の糖質や脂質の腸への吸収による負担を抑え、善玉菌を作る手伝いをしてくれます。食材例としてはゴボウやアボカド、玄米やオートミールなどの穀物が好ましいです。
③:睡眠を十分に取る
睡眠中に自律神経でいうところの副交感神経が優位になり内臓の働きを促進します。また寝る直前に食事をしてしまうと消化をするのに胃腸が働いてしまう為、体の回復を邪魔してしまいます。しかし中々そうも言ってはいられないとも思いますので出来る範囲でゆっくり休息が取れるようにして下さい。体が回復出来なければどんな体内の機能も落ちてしまいます。
・・・まずはこの3つです!当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際に出来ている方は多くありません。③に関しては人によっては少々難しいかもしれませんが、まず食生活の改善を中心に腸内環境を整え免疫力を上げて下さい!
まとめ
いかがでしたでしょうか?少しでも皆様の力になれればと思い今回のコラムを書かせて頂きましたが、腸活において大切なのは単に「○○を食べれば腸内環境が良くなる」という知識だけで終わってしまわないことです。
いくら腸に良いからと毎日そのような食べ物を口にしていたとしても、他に腸内環境を悪化させる食べ物を積極的に食べていればその効果も薄れてしまいます。
腸内環境改善による免疫力向上を目指すのであれば、まずは上記で述べたような便の状態など毎日の観察で変化が実感できるものをしっかりチェックし最良の状態を目標に腸活をして頂ければと思います。
難しい所ですが、備蓄するものと言えばやはり保存のきく食べ物としてカップ麺などが挙げられます。こういった加工食品は腸内環境を劣悪にするのであまりオススメは出来ませんが、ある環境下においてはとても助かる食品であることは確かです。
食事に気を使うというのは本来、時間も手間もとてもかかるものなので一昔前の日本の食生活と同じように全てを意識して行うというのは難しいのが現状です。
だからと言って「普段から意識してても病気に罹る時は罹るから」と蔑ろにせずに、出来る範囲で少しずつ体調に気を使っていけると良いですね。