浦安整体日記-6診目-「不安な気持ちになると免疫下がるって本当?」20代女性

相談内容

「不安な気持ちになると免疫が下がるって本当ですか?

最近不安を煽るニュースが多くて・・・

あまりそういうのを観ない方が良いって聞きました。

感情と身体の不調って関係あるんですか?」

 

あります!

病は気から」なんてことわざもありますが、今では医学の研究も進み精神状態が身体に深い影響を与える事は既に証明されています。

簡単な例えから言えばオバケが苦手な人が幽霊屋敷にでも入れば、その緊張感から首や肩が凝って痛くなってしまうのも精神と肉体のリンクです。

ではなぜ不安な気持ちが免疫を下げてしまうのでしょうか?

それを今回簡単にお話したいと思います。

不安は免疫を下げる?

何か気がかりな事があったり、心配な事があれば誰しも不安を感じるものです。

ではこの「不安」を感じている時に体内ではどのような変化が起きているのでしょうか?

人間の体は不安や恐怖を感じると脳にある扁桃体という部位が働き、その不安や恐怖を解決しようと体内の筋肉や内臓といったあらゆる部位が脳からの指令を受けて反応します。

例えば緊張している時に心臓がドキドキしたりするのもその働きによるものです。

そしてその指令の一つは腸内環境にも影響を与えるのですが、それこそが「不安が免疫を下げる」理由に繋がるのです。

脳腸相関~腸は第2の脳~

腸は「第2の脳」とも言われるほど、お互い神経の働きに影響し合う関係とされています。

簡単に言えば幸せな時は腸の調子が良いですし、プレッシャーを感じている時にお腹が痛くなるのがそれです。

ではストレスがかかると腸内の働きが悪くなるというのがなぜ免疫に関わるのでしょうか?

それは人間の腸内に免疫細胞のおよそ8割が存在しているとされているからです。

腸の働きが落ちればそれに比例して免疫力が落ちてしまいます。

実際、花粉症アレルギーなども腸内環境を改善された方が治ったという実例がいくつかあります。

これは花粉により誤作動していた免疫機能が正常に働くようになった為だと考えられております。

他にも食生活を改善することにより腸内環境が改善され、アレルギー症状が改善された例が多数報告されています。

脳のストレスが腸に繋がる様に、腸のストレスが脳に比例して体全体に影響を与えてしまうのです。

逆を言えば腸内環境さえ良い状態ならある程度脳に感じるストレスも軽減できるという事なのです。

まとめ

今回のコラムは私の友人からの相談でした。

もっと細かく言えばまだ6回目なのにネタに困り「何か相談して下さい」と私が相談したのがきっかけでした(笑)

確かに最近は様々な情報が錯綜しているので何が本当に正しい情報かが分からないですよね。

一概に研究結果で証明されている。などと言われても「どこの?」と聞き返したくなるようなものばかりだったりします。

そんな中、突然「免疫下がるから暗いニュースは見ない方が良いよ」とだけ言われてもそれがかえって変な不安を更に煽ってしまっているような気さえします。

しかしきちんと理由をひも解いて理解することが出来れば

「精神にストレスがかかると腸の働きが悪くなる。腸には多くの免疫細胞があるので、

腸内の動きが悪くなれば結果として免疫細胞の働きも低下するので免疫は下がる」

細かく説明すればこんな一言では足りないくらい本当は難しい話なのですが(ちなみに全部説明するのは難しすぎて僕では無理です 笑)

こんな風に理解するだけでも「あ、じゃあ腸内環境に少し気を付けよう」と意識を向けることも出来ます。

情報を自分なりに納得いくように理解して、それを良い風に利用出来れば良いですね。

このコラムを書くことでせめて友人の悩みが1つだけでも解決出来たら良いのですが・・・(笑)

今後ともこういう相談はばんばんして欲しい所です。

もちろん治療院でも良ければ僕に直接聞いて下さいね!

この記事を書いたスタッフ

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