こんにちは。浦安駅前整体院の西念です。
就活で客室乗務員の希望の方は最終面接で必ず「身体検査」があります。
これは客室乗務員になる為には確実に通らなくてはいけない必須事項です。
過去に毎年最終面接まで行っているのに、「身体検査」で落とされた…という方が後を絶ちません。
「身体検査」は一般的な身長、体重、視力、聴力なども行いますが、
特に注意を払わないといけないのが、『背骨』の状態です。
背骨が大きく歪んでいると「身体検査」に合格する事が出来ないのです。
客室乗務員の「身体検査」について詳しくみていきましょう。
そして、身体検査を迎えるどのくらい前から
『骨格の矯正』を行えばよいのかをお伝えしていきたいと思います。
目次
「身体検査」の検査項目は?
客室乗務員の面接で行われる「身体検査」は主に内科的な検査と
整形外科的な検査に分かれます。
内科的な検査は問診や血液検査や尿検査など一般的な健康診断的な
検査になります。
そして整形外科的な検査はその年や会社、そして診てくれる先生によって
若干異なることもありますが、基本的に背骨や骨盤、関節の可動域
(柔軟性や変形などの確認)の状態を観察します。
面接を受ける学生さんの中には体の歪みがあっても症状は出ていない方も多く、
「身体検査」で体の状態を診ていきます。
立位の状態や座位の状態で前屈、腰や股関節の可動域のチェック、
バランス感覚などの検査の他に『レントゲン写真』なども行います。
以前は歪みの度合いをチェックして気になる方のみ『レントゲン写真』を撮っていたのですが、
ここ近年は確実に『レントゲン写真』を撮影するため、
背骨の歪み(脊柱側弯症など)の誤魔化しがききません。
なぜ航空業界はこの「身体検査」を重要視するのか?
客室乗務員は常に気圧の変化の中で仕事をしなければならない為、
ご本人の将来の体を守り、そして仕事中に体が辛くなり
仕事が出来なくなることを防ぐ意味合いもあり「身体検査」を
重要視しているのです。
今現在症状が出ていなくても今後症状が出る可能性が高くなるため、
脊柱側弯症や体の歪みやバランスが悪い方は内定を勝ち得る事が出来ないのです。
元研修センターでトレーニングを担当をされていた方に
お伺いしたところ、過去には座学の研修中で椅子に座っていただけなのに
腰が辛くて会社を辞めさせてくださいと訴えてきた方もいるようです。
仕事の特性上不安定な機内の中で中腰の姿勢や荷物の上げ下げ、昼夜逆転など体に負担がかかりやす為、
まずは歪みが出来るだけ少なく、体に負担がかかりにくい方を選ぶことは企業としては
一番に重要視する事なのかもしれません。
面接のどの位前から『骨格矯正』を受けるのが理想なのか?
このご質問は良く聞かれます。
その方によって歪みの強さや体の柔軟性、
今までに運動などをしていたなどにより
筋肉の付き方等もあるので一概には言えませんが、
大体『半年前』位から準備しておくのが理想と言えます。
歪みがあるなし関係なく、面接の半年前に一度歪みの状態を
チェックして体の状態を把握しておくことが大切です。
歪みが強いのであれば、矯正していくスケジュールを組み立て、
面接までに出来るだけ良い状態を作る準備をしておく必要がありますし、
あまり歪みが酷くない様でしたらその状態を維持できるような、
生活を送れるようなアドバイスさせて頂きます。
現在現役の客室乗務員さんで、学生時に脊柱側弯症の診断を受け当院にご来院頂きました。
客室乗務員になることが小さい頃からの夢だったため、脊柱側弯症の診断を病院で受けてもどうしても
諦める事が出来なかったそうです。
幸い酷い脊柱側彎症ではなかった為当院で施術を行い、面接までには歪みも大分改善され、
無事に某航空会社の就職が決まりました。
しかし、入社後も定期的に会社の健康診断等で側弯あり(歪みあり)と言われる事と、
学生時にはなかった肩凝りや腰痛などの体の症状が出てきたので
現在でも施術を受けにご来院頂いております。
まとめ
毎年最終面接時に行われる「身体検査」前に
駆け込みで施術を受けに来る方が多く、
皆さん口を揃えてもう少し前から施術を受ければ良かったと仰います。
面接の数日前ですと、
見栄え的に変わったとしても根本的な脊柱の歪みは変わりずらい為、
歪みがある方は身体検査で落とされてしまうケースがほとんどです。
面接の受け答えで落とされるのであれば、
まだご自身の練習不足や企業研究不足で納得できる部分がありますが、
背骨の状態に関しては、症状も出ていない方がほとんどで自分自身の背骨が歪んでいるとは知らない為、
悔やんでも悔やみきれないと思います。
客室乗務員に関しては新卒以外にも既卒でも募集している事が多いので、新卒時に悔しい思いをした方は
既卒で受けると言って定期的に施術を受けに来られます。
しかし、出来れば新卒で入りたいとお考えの方は、
早めに背骨のチェックを受けに来ることをお勧め致します。