こんにちは、浦安駅前整体院の梶原です。
患者さんを診ている中で、遭遇率が高い症状のひとつに
足の痛みがあります。
今回はその中でも悩まれる方が多い『足底腱膜炎』についてお話していきます。
目次
足底腱膜炎とは?
足底腱膜は足の裏にあるアーチを支えてくれる役割をしています。
足底腱膜炎とは、そこになんらかのストレスがかかり
かかとや足裏などに痛みが出ている状態です。
症状としては、
歩いたり走ったりしたときにかかとをつくのが痛い、
つま先立ちになったときに足の裏が痛いなどがあります。
また特にこわばっているときに痛みが出やすいので
寝起きに歩き出そうとしたときや
長時間座っていて歩き出そうとしたときに痛みを感じやすいのも特徴です。
足底腱膜炎になりやすい!危険因子とは?
まず足底腱膜炎に特に注意が必要な3つの危険因子があります。
①長時間の立ち仕事をしている方
②BMIが30以上の方
③足首が硬い方
足底腱膜炎になる方はこれらに当てはまることが多いです。
上記以外にもスポーツによる使い過ぎ(ランニングやジャンプ動作の繰り返しなど)で痛みを訴える方も多くいます。
また、扁平足の方も足底腱膜炎になる方が多いですが、
日本人の7割は扁平足と言われていますので、足の痛みを訴える方が多いのも納得ですね。
偏平足だとなぜ足底腱膜炎になりやすいのか
偏平足とは、足首が『回内』というアライメントになり、
元々足にあるはずの衝撃を吸収してくれるアーチが潰れてしまった状態です。
足底腱膜はそのアーチを支えてくれる役割をしてくれるので、
アーチが潰れてしまうと、足底腱膜には常に引き延ばされるような力がかかってしまいます。
そのストレスで痛みが生じてしまいます。
足底腱膜に伸ばされるようなストレスがかかって痛みが出るのは想像しやすいと思いますが、
実は太ももやふくらはぎ、足裏の筋力が弱くなってしまうとアーチを支えられなくなってしまうため、
筋力の低下も足底腱膜炎の原因の一つに考えられます。
どんな治療をするの??
①ストレッチや筋力トレーニング
足底腱膜にかかっているストレスを軽減するために、ストレッチを行っていきます。
アキレス腱が硬くなると足底にかかる牽引力が増えるので
アキレス腱のストレッチも大切です。
また、足の裏のアーチを支えるためにも
短趾屈筋や後脛骨筋といった足裏やふくらはぎの筋力強化も必要になります。
②靴の見直しやインソールの処方
かかと(ヒールカウンター)が柔らかい不安定な靴や
靴底が薄い・硬い靴(パンプスや革靴など)を履いている方は
負担がかかりやすくなるので要注意です。
特に偏平足で足底腱膜炎の症状がある方は
☆かかとがしっかりしている
☆ヒールの外側がやわらかく(ジェルやエアーが入ったもの)、内側がかたい
靴を選ぶと足への負担は軽減します。
また、当院ではインソールの作成も行っています。
足型を取ったり、立った状態や歩行時の足の状態を細かく検査し、
一人一人にあったインソールを作っていきます。
革靴やパンプス、運動時のスニーカーなどにも対応できますので
ぜひご相談ください。
③骨盤矯正
足に痛みが出た際に、足の状態を見るのはもちろんですが、
足からの連動した動きで骨盤に歪みが出ていたり、
もしくは骨盤からの連動した動きで足に負担がかかってしまっている場合があります。
ですので、足へのアプローチはもちろんですが、
体全体のバランスや姿勢を見たうえで治療を行っていきます。
まとめ
足底腱膜への負担も腰痛や肩こりと同じように、姿勢一つで変わってきます。
ですので、足に痛みがでたときにまずは痛みの部分にかかっているストレスを軽減させてあげることはもちろんですが、
全身のバランスを整えて、痛みの原因となってしまっている歪みを減らしていくことが大切です。
当院では身体の状態をしっかりチェックして原因を探ったうえで、
痛みがでている箇所に必要な施術を行っていきます◎