こんにちは、浦安駅前整体院の梶原です。
秋といえば運動の秋!
やっと涼しくなってきたので、私も最近ジョギングを再開しました^^
ジョギングはダイエットや持久力の向上、睡眠の質改善なんかにも効果的ですし
強度も高すぎず取り入れやすい運動です。
しかし足や膝を痛めやすいスポーツでもあります。
ケガなく継続するために【走り方】にも目を向けてみましょう!
目次
走り始めてからむくみが気になるように…
当院に通院されている患者様の中で
『ジョギングを始めてからふくらはぎがむくみやすい』
という方がいらっしゃいました。
ふくらはぎに疲れが出にくいように、
足裏全体で着地するような走り方をすすめてみたところ
ふくらはぎのむくみがすっかりなくなったそうです。
なぜむくみが減ったのか?
恐らくこの方は元々の走り方はつま先から着地をする
【フォアフット走法】に近い走り方であったことが予測できます。
この走り方は着地時に足へかかる負担を分散し足への負担を減らしてくれ、
ランナーに多い膝のケガのリスク軽減などのメリットがあります。
世界で活躍している海外のランナーに多い走り方ですが、
実は日本人の体には負担が大きいと言われています。
なぜかというと、日本人は海外の人と比べると
骨盤が後傾(後ろに倒れている)している人が多く、
重心は後ろ(かかと側)にかかりやすくなります。
フォアフット走法は重心が前にかかる走り方になるので、
重心が後ろにかかりやすい体型だとふくらはぎやアキレス腱に負担がかかりやすくなってしまいます。
やはり、この患者様も普段の立ち姿勢の確認とフットプリントで足型をとってみたところ
踵に重心がかかってしまっていることが確認できました。
後ろに重心があるにもかかわらず前に重心がかかるような走り方をしてしまっていたため
必要以上にふくらはぎに負担がかかり、むくみとしてふくらはぎに症状が出たと考えられます。
骨盤後傾タイプにおすすめの【ヒールストライク走法】
では今回のような症例の場合どんな走り方がおすすめかというと
フォアフット走法とは真逆に、踵から地面に着地する【ヒールストライク走法】です。
先ほど書いたように日本人は重心が後ろ寄りの方が多く、
特に走るための筋肉が十分に発達していない初心者ランナーには
無理なく走りやすい走り方と言われています。
しかし踵をついたときに膝に負担がかかりやすいのがデメリットとも言えます。
もう一つ、足への負担が少ない走り方に
足裏全体で着地をする【ミッドフット走法】というものがあります。
足裏全体で着地を行うと、着地時に膝が曲がった状態になるので
膝への負担が少ない走り方になります。
しかし踵から着地することに慣れている方にとっては習得するのが難しく、
無理に走り方を変えるとケガにつながることもあるので注意が必要です。
まとめ
今回の患者様は足のむくみを感じた時点で相談してくれたため、
少し走り方を変えただけで症状が軽減しました。
しかしこれが足のむくみだけでなく痛みに変わってしまっていたら、
最悪の場合走るのをお休みしなければいけないこともあります。
特にランナーに多いケガでいうと
・シンスプリント
・腸脛靭帯炎(ランナーズニー)
・足底腱膜炎
などが挙げられますが、どれも筋肉や靭帯に繰り返しの負荷がかかって起こるケガです。
足の着地の仕方一つをとっても、今回書いたように自分の体型にあった着地の仕方に変えることで
ケガのリスクを減らすことができます。
なにか違和感を感じた時は、痛みに変わる前にご相談いただけたらと思います。