こんにちは、浦安駅前整体院です。
良い姿勢を取ったほうが体にいいことはわかるけど、良い姿勢がどんな姿勢かわからない…
そんな方は多いと思います。
では、良い姿勢、正しい姿勢とはどんな姿勢なのでしょうか?
今回は骨盤と下肢の正しい姿勢について、実際に見ていきましょう!
目次
横から見た姿勢

真横から見たときに重心線が
①耳(耳垂)、②肩(肩峰)、③股関節(大転子)、④膝関節後方、⑤外くるぶし前方
を通るのが正しい姿勢になります。

また横から背骨を見てみるとS字カーブになっており、これを生理的湾曲といいます。
首は前に、背中は後ろに、腰は前にカーブしているのが正常な状態で
このカーブがあることで体にかかるストレスを分散することができます。
さらに骨盤だけを横から見ていくと、(右側が前、左側が後ろです)

①股関節は屈伸0度で腸骨稜頂点(骨盤の上縁)と
大転子(太ももの付け根の外側に触れる骨の出っ張り)を結ぶ線が大腿長軸と一致
②骨盤は上前腸骨棘(骨盤の一部である腸骨の前上部にある突起)と
恥骨結合(左右の恥骨が軟骨でつながる部分)が同一垂直面上
になっているのが理想的です。
この状態が崩れていると骨盤の前傾や後傾が確認できます。
後ろから見た姿勢

後ろから見たときは骨盤に傾きがないのかを確認していきます。
左右の腸骨稜が水平であれば、理想的な姿勢といえます。
また、運動連鎖が正しく行われているか確認するためには
股関節の近くだけを見るのではなく、足首も後ろから見る必要があります。

後ろから見たときに脛骨(すねの骨)に対して踵骨(かかと)が
約3.5度外反しているのが理想的な状態です。
この外反が強い状態を回内足、逆に踵が内反している状態を回外足といいます。

前から見た姿勢

前からは膝のアライメントを確認していきます。
正常であれば大腿骨(太ももの骨)に対して脛骨は軽度外反していて
FTA(大腿脛骨角)は約175度になります。
過度に外反している場合は外反膝(いわゆるX脚)、
逆に内反している場合は内反膝(いわゆるO脚)という状態になります。

こういった変形は膝自体にもよくないですが、
やはり股関節に影響を与える一つの要因になります。
『楽』な姿勢と『正しい』姿勢

正しい姿勢を取ってみると、この姿勢をずっと保つのは辛いかも…
そうですよね。正しい姿勢をとろうと思うと、
その姿勢を保つために筋肉を使わなければいけません。
いつも使えていなかった筋肉が使われるので最初は疲れを感じやすいと思います。
このように、正しい姿勢=楽な姿勢ではありません。
例えば頭が前に出ていたり、猫背になっていたり、骨盤が後ろに倒れているなど
不良姿勢があると最初に書いた背骨の生理的湾曲が失われてしまいます。
生理的湾曲が失われると、関節や筋肉、背骨の間でクッションのような役割をしている椎間板など
様々な箇所に負担がかかってきます。
楽な姿勢というのは、実は体のところどころに大きなストレスがかかり
痛みの原因になる可能性があるのです。
まとめ

特に長時間座りっぱなし・立ちっぱなしになると、
骨盤や股関節周りはくせが出やすくなりますのでこまめに体を動かしつつ、
30分または1時間に1回でも正しい姿勢に戻してあげることが大切です。
姿勢によって体がかたくなっているところや弱くなっているところがありますので、
どこをどう改善していけば体に負担が少なく、痛みが出にくい体になっていくのか
当院ではしっかり検査・説明を行い、施術を行っています。
痛みがある方はもちろんですが、痛みが無くても姿勢に不安がある方も
是非ご相談ください。