こんにちは、浦安駅前整体院の長谷川です。
今回は頭痛についてのお話です。
頭痛は日常生活の中で現れやすい症状であり、誰しもが経験した事があるものだと思います。
しかしその出方は様々で筋肉の緊張が原因で起こるものがあれば、神経への影響が原因で起こるものもあります。
最近では気象病で天候や気圧によっても頭痛を訴えられる方も少なくないですね。
例えば緊張性の頭痛は首や肩の凝りを解消してあげれば軽減しますが、これがもし神経性の頭痛だった場合は血行が良くなり血管が拡がる事によって更に悪化してしまう可能性が出てきてしまいます。
頭痛は場合によっては更に重大な病気が隠れているサインにもなり得るものなので、その見極めは本当に大事です。
それでは今回のコラムでは来院される患者さんに1番多い頭痛の悩みについて触れていきたいと思います。
慢性的な頭痛に悩む患者さんの多くは専門病院に行くと「首肩凝りからくる頭痛ですね」と診断されると言われます。
これは俗に筋肉の緊張が原因で起こる“緊張性頭痛“と言われます。
この場合、病院での対処は鎮痛剤や筋弛緩剤を処方する事が多いのですが、あくまで薬を服用している時だけ薬の作用で症状が緩和するくらいで頭痛が根本的に無くなる訳ではありません。
でも出来れば薬にもそこまで頼りたくないという方が大多数の意見です。
ではどうすればその頭痛が薬に頼らずに改善するのでしょうか?順を追ってお話していきたいと思います。
目次
・緊張性頭痛とは
緊張性頭痛とは頭痛の中でも最もポピュラーで罹患率の高い症状です。
しかし命の危機に至るような一次性の頭痛と違い、我慢したり鎮痛薬を飲めば治りやすい症状のため殆どの方が通院歴がありません。
原因としては主に首や肩の筋肉の緊張により血流の循環障害などが起き、それが原因で後頭部と首の付け根のあたりが締め付けられて痛むというような症状が多くみられています。
デスクワークが多い現代では特に首肩凝りの方が多いのでこの緊張型の頭痛を訴えられる方が本当に多くいらっしゃいます。
・頭痛専門病院はどんな治療をしている?
緊張性の頭痛は単なる首肩凝りが原因だとまず考えられるので、外科的処置を行う必要というのはまずありません。
なので薬などが処方される際は筋弛緩剤や鎮痛剤が多く、お医者様からも「自主的な運動や入浴で血行を良くして肩凝りを治して下さい」としか言われません。というよりそれくらいしか言う事がないのです。
中には東洋医学などを用いた医療をされる頭痛専門の病院なんかもありますが、ほとんどの場合は緊張性頭痛に対して薬を処方するだけで終わってしまいます。
しかし筋肉の緊張が原因で起こる頭痛は文字通り筋緊張を取るだけで治るので、もう根本的な解決法は分かっているのです。
薬はあくまでその時の対処療法に過ぎません。それをしっかり理解し、原因の首肩凝りを治すように意識を向けていかねばなりません。
・カイロプラクティックによるアプローチ
カイロプラクティックの話をする前に鍼灸による緊張性頭痛の治療についてお話しますが、これに関しては筋弛緩や鎮痛剤を飲むのと目的が一緒なので今回はあまり深く説明は致しません。鍼によって筋肉の緊張を緩和させ、鎮痛作用をもって痛みの症状を鎮めます。
西洋医学との違いと言えば薬の服用による副作用がないことです。薬の依存から抜け出す為には大きな効果が望めますし、また神経性の頭痛などに鍼灸は役立つ治療法になりますのでそれに関してはまた別のコラムでお話したいと思います。
問題は筋弛緩剤や鍼治療で緊張を緩めてもまた頭痛は発症してしまうということです。
頚椎部は元々可動範囲を広くする為、保護組織が他の部位と比べて弱い構造になっています。また頚椎に付着する筋繊維の多くは肩甲骨や肩へ続いていく為、深い関係性を持っています。
これにより、頚椎や背中の歪みが原因で筋緊張を引き起こしている場合が臨床現場では多く見られます。
骨格に歪みが残ったまま治療のアプローチを筋肉のみに向けてしまうと、また骨格の歪みにより首肩凝りが引き起こされてしまいます。
緊張性の頭痛を診る際は、筋肉の緊張する原因を明確にする事が重要です。筋弛緩剤やマッサージのみでは症状が改善されない方はカイロプラクティックの観点から症状を診ることをおすすめします。
・まとめ
頭痛を訴えられる患者さんは本当に多いです。
頭痛をメインで治して欲しいと来る方もいれば、腰痛などのついでに「そういえば少し頭痛も出ていて…」と相談される方もいます。
問診や診察の結果、脳などの重病が疑われた場合は私達の方から病院での診察をオススメする事だってあります。
同じ頭痛でも緊張性の他に群発性頭痛や偏頭痛といったような種類のものもありますが、共通して大切だと言えるのは日々の生活の中でいかに頭痛を出さないように気をつけて過ごしていくかだと思っております。
症状だけを追い続けてその場限りの対処をしても結局頭痛は治りません。頚椎の歪みが起きないように姿勢を気をつけてみたり、日頃から運動などをして首肩凝りを予防する意識を持ち続ける事が大事です。
そんな中どうしても仕事などが忙しくて身体のケアが追いつかない時の為に治療院があります。
東洋医学では未病、まだ病気にならない内に治すという思想を謳っており、カイロプラクティックも神経医学や予防医学の分野なのでやはり大きな痛みに悩む前にどうにかしましょう。と言っている訳です。
治療をしながら日々の生活を見直し、頭痛に悩まない毎日のルーティンを作っていければ良いですね。
まだ緊張性頭痛をお持ちの方でカイロプラクティックを受けた事がないという方は、その頭痛の根本的な原因を見つけ今後の対策を考える上でも一度相談しに来て下さい。