こんにちは。浦安駅前整体院の西念です。
いきなりですが、足が歪むと体が歪むってご存知ですか?!
常に体を支えている『足』。今回はそんな『足』にスポットを当ててみたいと思います。
目次
足の歪みはいつから起こるのか?
生まれた時赤ちゃんの足の見た目は真っ平。
しかし、実際アーチがない訳ではありません。
骨は柔らかく筋肉や靭帯がまだしっかりとしていないので、そう見えてしまいます。
アーチの形成が進んでいくのは3~4歳頃から。
そして小学生に上がる位になると段々とアーチがしっかりとしていきます。
まだその時にはそれほど足の歪みはありません。
アーチの形成が進むこの頃から足の歪みが出現していきます。
足が歪む原因って??
足が歪む原因は人により様々ですが、子供と大人では少し異なります。
大人の足の歪みは履いている靴によるものが大半です。
高いヒール、硬い革靴、底がすり減った靴、長期に渡り使用していて
クタクタになってしまった靴など…。
それらを履くことにより本当に足は歪みます。
そして歪んだ状態に気が付かず、履き続けていくことで酷い方だと足が変形し、
強い痛みとなります。
毎日履く靴だからこそしっかりとしないといけないですね。
※子供の足の歪みについては
をご参照ください。
足の歪みから運動連鎖による骨格の歪み
扁平足型
足が回内(扁平足)になるとそれに連動され膝・股関節は内側に捻じられ、
骨盤は前傾し腰椎の過剰な反りが生まれます。
若い女性に多く、足首が緩く膝は反張膝(膝が反っている状態)、
X脚気味でぺちゃんこ座りをしやすい方の傾向が高いです。
甲高型
足が回外(扁平足とは反対の状態)になると膝や股関節は外に広がるようなガニ股になり、
骨盤は後傾し腰から背中が猫背の様な状態になります。
年配の方に多く、足首は硬く膝はO脚、
あぐらが掻きやすく将来的に背中が丸まった姿勢に繋がりやすくなります。
つま先重心型
重心が前側になると膝は伸び反張状態になり、腰の前傾が生まれ腰椎は過剰前弯になります。
高いヒールを履く女性に多く、足の前方のアーチが消失し、
開張足(足が平べったい横アーチがつぶれた足)になり、
人によりモートン病など足の疾患に悩まされることもあります。
腰の椎間関節など負担がかかり腰痛など感じる方も多くいます。
かかと重心型
足の後方に重心がある為、着地時にかかとが痛く、骨盤が後ろに倒れた姿勢となります。
腰が丸く猫背の中年以降の男性に多い姿勢となります。
インソールの重要性
一度定着してしまった足の歪みや癖はちょっとマッサージや矯正を施したからといって
解決するものではありません。
足の歪みによってどのパターンで骨格が歪んでしまったのかを判断した上で、
その方に合わせたインソールを成形して日々の姿勢を修正していく必要があります。
その方の足や骨格の歪みの状態を評価したオリジナルのインソールだからこそ
症状や歪みの改善を行うことが出来ます。
まとめ
インソールを入れることで足のアーチが形成でき、しっかりと3点で支えて立つことが出来ます。
その3点のどこかに強い負荷がかかるとアーチが潰れ、
その代償として足首・膝・股関節・腰・首など様々な所にストレスがかかる形となります。
日本古来では「足半(あしなか)」という草履があり、田畑などの力仕事で踏ん張りを利かせる、
武士が戦場で力を発揮できるように足指とかかとが地面についておりました。
しかし現代の日本では靴は外に行くときに履くもので、インソールはただの靴の中敷きとなっています。
市場に出回っている靴はデザイン性や履きやすさを追求したものが多く、
足に良いものという概念ではなくなってしまった為、
足の歪みから骨格の歪みを生み出すものとなってしまったのです。
本場フランスでは「足病医」がいるほど『足』は重要です。
たかが『足』と思われるかもしれませんが、されど『足』なのです。
家の土台が傾くと家が大きく傾くように、足が歪むと体は大きく歪みます。
その為に強い支柱が体には必要になります。
これからは『足の歪み』に注目し、『インソール』でしっかりと体を支えていく必要性があります!