普段、股関節に違和感や痛みを感じることはありませんでしょうか?
実はそれ、放っておくと腰痛を始めとした体の異常につながるかもしれません。
逆にいつも感じている腰痛が実は股関節から来ているなんてことも、、、、
股関節は体の関節の中でも自由に動きとてもパワフルな関節です。
日常生活において立つ・座る・歩くなどのすべての動きに関与し、スポーツや軽い運動などでも必ずと言っていいほど使います。
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普段、股関節に違和感や痛みを感じることはありませんでしょうか?
実はそれ、放っておくと腰痛を始めとした体の異常につながるかもしれません。
逆にいつも感じている腰痛が実は股関節から来ているなんてことも、、、、
股関節は体の関節の中でも自由に動きとてもパワフルな関節です。
日常生活において立つ・座る・歩くなどのすべての動きに関与し、スポーツや軽い運動などでも必ずと言っていいほど使います。
そのためにはまず、股関節周りの筋肉と骨の関係を知らなくてもてはなりません。
股関節周辺にはアウター・インナーあわせて20以上もの筋肉が付着しており、なんと最近にも新しい筋肉(インナーマッスル)が発見されているほどです。
そのいくつもある筋肉の内の2つ「大腰筋」「腸骨筋」あわせて「腸腰筋」と言います。
この筋肉が重要となります。
「腸腰筋」は胸椎の12番目から腰椎の横突起より始まり、大腿骨の小転子に付着します。
筋肉の走行として股関節を跨いでいますので、もちろん股関節の動きに大きく関係しており、「股関節の屈曲」「骨盤を前傾」といった動作を担っています。
階段を上る時の動きや靴下を履くときなど、足を引き上げる時に使っている筋肉です。
また、良い姿勢を保持するときにも腸腰筋は活躍しています。
そして、その良い姿勢を崩して腰痛や股関節の痛み・違和感を発生させ原因の一つが「変形性股関節症」です。
皆さんも1度は聞いたことがあるかもしれません。
変形性股関節症には4つのステージに分かれます。 ※リハ辞典+から引用
前股関節期 ステージ1 |
関節軟骨が保たれている状態 臼蓋形成不全など、形状の異常があったとしても軟骨のすり減りは見られない。 |
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初期 ステージ2 |
関節軟骨が少しすり減っている状態 レントゲン上は、関節の隙間が部分的に狭くなったり関節軟骨の凹凸が生じる。 体重がかかっている部分が変性し硬くなる。 |
進行期 ステージ3 |
関節軟骨が更にすり減っている状態 レントゲン上の寛骨臼と大腿骨頭の隙間も更に狭くなり、骨の一部が直接ぶつかり合う。 「骨棘」が生じる。 |
末期 ステージ4 |
関節軟骨の隙間がほぼなくなる 関節軟骨がほとんど焼失し、関節の隙間もなくなり、骨同士が直接ぶつかりあってしまう。 |
表にもある臼蓋形成不全とは一種の股関節の病気です。
股関節は骨盤を形成している骨の一つ寛骨にある凹み(寛骨臼)に大腿骨の先端(大腿骨頭)がハマり込んで成り立っています。
臼蓋形成不全とはその寛骨の凹みが浅くなってしまっている状態のことを言いい、日本人の約13%は生まれつきこの状態であると言われています。
通常、股関節は立っている姿勢などで体重を支えているのですが
臼蓋形成不全のようにハマり込みが浅いとどうしてもその機能が低下してしまいます。
その機能を補おうとするために、骨盤は前傾し股関節は屈曲・内転・内旋位になります。
この形のほうが骨の形状上深くハマりやすいのです。
骨盤の前傾が強くなるとその上に乗っている腰椎の生理的前彎も増強していきます。
前彎が強くなるとによって腰椎同士の圧迫が起き、腰の痛みとして現れるのです。
更に、前彎が強くなると上記の「腸腰筋」の緊張も強くなります。
先ほどもお伝えしたように腸腰筋の作用は股関節の屈曲です。
それが立位の場合はストレッチされたような状態になります。
ここに緊張が加わることで過緊張となり腰の動きに制限がかかり、物を拾う・靴を履こうとするなどの不意な動きの時にギックリ腰の原因にもなります。
以上が、股関節の違和感が腰痛の原因としてつながっているとしても紹介しましたが、
骨盤が前傾し股関節は屈曲・内転・内旋位の状態になると立っている時に膝は内側に
捻じれた状態にもなり、今度は膝への影響も出てきます。
このように股関節の異常が体の他の部位に痛みをもたらす場合もあることから、
十分注意が必要となるでしょう。