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シンスプリントとは?

~すねの内側が痛い…それは「頑張りすぎ」のサインかも~

01シンスプリントってなに?

「シンスプリント」とは、すねの内側が痛くなるスポーツ障害です。
正式には「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」と呼ばれます。

すねの骨(脛骨)のまわりには「骨膜(こつまく)」という膜があります。
この骨膜が、走る・跳ぶといった動作をたくさん繰り返すことで炎症を起こして痛みが出るのが、シンスプリントです。

名前は難しそうですが、部活やクラブ活動で一生けんめい走っている子どもたちによくあるケガの一つです。

02どんな子どもがなりやすいの?

シンスプリントは、以下のような特徴のある小中学生に多く見られます。

  • 10〜18歳くらいの成長期の子ども
  • 陸上、サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球など、走る・ジャンプすることが多いスポーツをしている
  • 部活やクラブで急に練習量が増えた
  • フォームが悪い、体が硬い、足の筋肉が弱い
  • 土のグラウンドから硬いコートなどに環境が変わった
  • 靴が合っていない、クッション性が弱い

「運動量の増加 × 柔軟性・筋力不足 × 成長期」この3つが重なると、シンスプリントになりやすくなります。

03どんな症状が出るの?

シンスプリントになると、次のような症状が見られます。

  • すねの内側(ふくらはぎの下の方)がズキズキと痛む
  • 走ったり、ジャンプしたりすると痛みが強くなる
  • 押すと痛い(ピリッとくる感じ)
  • 初期は運動後だけ痛いが、酷くなると運動中や日常生活でも痛む
  • 両足が痛くなることもあるが、片方だけのことも多い

この痛みを放っておくと、「疲労骨折」に進行してしまうこともあるので注意が必要です。

04どうしてシンスプリントになるの?

運動をすると、足の筋肉(特に後脛骨筋など)がすねの骨を引っ張るように使われます。
使いすぎや筋肉の柔軟性不足があると、この引っ張る力が骨の表面(骨膜)に強く加わり続け、炎症が起きるのです。

成長期の子どもは、骨が伸びるスピードに筋肉の成長が追いつかず、筋肉が突っ張りやすい状態です。
そこに走り込みやジャンプの連続が加わることで、すねの内側に負担がかかり、痛みが出てしまいます。

05医療機関ではどう診断されるの?

医療機関ではどう診断されるの?

  • 問診や動作テスト。必要に応じてレントゲンやMRI検査で疲労骨折との区別を行います。

※シンスプリントはレントゲンでは写らないことも多く、痛みの場所や症状で診断されることが一般的です。

06どうやって治すの?

シンスプリントの治療には、「運動を休むこと」が何より大切です。
早めに適切な対応をすれば、1〜2週間ほどで改善することもあります。

【治療のステップ】

時期 内容
急性期(痛みが強い時期) 運動を休止。すねを冷やす(アイシング)と痛みが和らぐ。湿布や消炎鎮痛剤の処方もあります。
回復期 ストレッチや軽い体幹トレーニングを開始。特にふくらはぎ、アキレス腱、太ももの柔軟性を高める。
再開期 痛みがなくなってから、少しずつ運動を再開。走る距離やスピードをゆっくり戻す。

※無理して復帰すると、症状が再発しやすく、疲労骨折へと進行するおそれもあるため注意が必要です。

07どうすれば予防できるの?

シンスプリントは「予防」がとても大切な障害です。
普段からの体のケアや練習の管理で、十分に防ぐことができます。

【予防のポイント】

① 運動前後のストレッチを徹底
• ふくらはぎ・アキレス腱・太もも・足首まわりの筋肉をよく伸ばす
• 練習後やお風呂上がりにもストレッチを行う
② クッション性のある靴を使う
• 足に合った運動靴を選び、靴底がすり減ったら早めに交換
• インソールで衝撃をやわらげるのも効果的
③ 練習量の調整
• 特に新学期や試合前の追い込み時期は要注意
• 「急に練習量が増える」ことが最も危険
④正しいフォームを身につける
• 着地が強すぎる、体がかたい、左右のバランスが悪いと痛みにつながる
• コーチやトレーナーとフォームチェックを行うと◎
⑤ 筋力バランスの改善
• 体幹、股関節、足の筋力をバランスよく鍛えることも、負担軽減につながります

POINTここがポイント

シンスプリントでご来院される方の体を診てみると体の硬さが一番にあげられます。
そして学生特有の使い過ぎにも関わらずケアが足りません。
体の柔軟性を高める上で筋肉だけに注目が集まりがちですが、筋肉は骨に付着するため、関節の可動域がとても重要となります。
そして骨格のバランスが悪いことにより更に症状が悪化しやすくなります。
なかなか改善しないシンスプリントには、ジュニアカイロプラクティック施術で関節の歪み及び可動域、そして筋肉の柔軟性を高めていくことで回復が早くなり、再発防止にもなります。
大会が近くなるとどうしても練習量が増えるため大会前にケガで来られる方も多くいます。普段から痛みのない体を作りパフォーマンスを高めていくことがとても大切です。

08保護者の方へ

シンスプリントは「頑張りすぎ」のサインとして現れることが多い障害です。
部活や試合を休むのは、子どもにとって大きな勇気が必要です。

だからこそ、保護者の皆さんが次のように寄り添ってあげることが重要です。

  • 「少しでも痛かったら言っていいんだよ」
  • 「痛みをがまんすることががんばることじゃないよ」
  • 「ちゃんと休めば、また思いきりできるようになるからね」

また、痛みを言い出しづらい性格の子も多いので、

  • 帰宅後にすねを触っていないか
  • 歩き方がぎこちなくないか
  • 練習後に疲れてぐったりしていないか

など、普段の様子から小さな変化を見つけてあげることも大切です。

おわりに

シンスプリントは、「スポーツ頑張ってる証」でもある障害ですが、痛みをがまんして続けてしまうと、大きなケガにつながってしまいます。

「体からのSOSをきちんと受け取ること」
「休む勇気を持つこと」
これもスポーツ選手としてとても大事な力です。

子どもたちが、ケガに悩まず長く楽しく運動を続けられるように、親子で一緒に体を大切にしていきましょう。

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