浦安 整体Total Body Care浦安駅前整体院Top» 腰痛 > 朝の腰痛
腰が痛い...。
朝起きるときいつも腰が痛く、耐え難い。
前日に特に重いものを持ち上げた訳でもないし、
ずっと座りっぱなしだった訳でもない。
なのに最近朝だけ腰が痛い。
起きてしばらく動くと痛みが無くなり、仕事に行くと全く腰は痛くない。
この痛みは何なのか?
ご相談に来られた方のお話です。
(30代 男性)
①20代の頃くらいまで朝起きるとき腰が痛くなったことはなかった
②レントゲン写真を撮っても異常はなかった
③足のしびれなどは全くない
④起きてしばらくするとだんだんと痛みが無くなり、職場につくと腰痛は全く出ない
⑤大学を卒業してから運動からは遠ざかっている
ご本人いわく最近少し太った事が原因かな?と仰られておりました。
しかし、朝はかなり起きるのに苦痛を伴うので、普通の腰痛とは違うような感じとの事でした。
関節の可動域が大変狭くなっていたので、最初の数回は早めに骨格矯正をさせて頂きました。
その結果、2週間が過ぎた時くらいから徐々に寝ていても腰が痛みが少なくなってきたと仰られていました。
しかし、腰の痛みは減少したものの全く痛みが出なくなったわけではないので、しっかりと経過を観察しながら今後も矯正を行っていかなくてはなりません。
30代、40代になってくるといきなり体力が低下していきます。
ご自身でも感じている方は多いのではないでしょうか?
それは急激に体の代謝が低下した為に起きてきます。
食事の量は減らしているのに全く痩せないどころか太ってきているのはそのせいです。
そして自分が思っている以上に筋力が低下を起こしている為、体を支えられなくなってきています。
その為、関節にかかる負担も増加し、関節の可動性も減少し何だか最近腰が…。っとなってきます。
まだ大丈夫と思っているのは危険です!!
出来るだけ早めに生活習慣を改善していく必要があります。
今回の患者さんにも同じことをお伝えいたしました。
少し頑張ってみると言う事で施術も含めて運動習慣や食事管理も現在頑張られております。
朝起きぬけに腰痛を感じる方は多くいます。
一般的には朝は体が固まってしまっているからとかベッドが合わないものだからという意見があります。
もちろんそれも正解で、寝ている時は副交感神経が優位になり体温が下がります。そして筋骨格系よりも内臓に血液が多く流れます。
その為、筋肉は起きている時よりも少し冷え硬くなります。そして、ベッドが自分の体に合わないものだったら余計に腰にかかるストレスは増え、腰痛が発症しやすくなります。
今回の患者さんももちろんその状態が当てはまりました。
しかし、それでしたら誰しもが当てはまる事になります。
では、何故今回の患者さんは苦痛を感じるくらいの腰痛を毎日感じるようになってしまったのか?
一番の原因は仙腸関節の歪みです。
仙腸関節とは骨盤の関節の事で、右側と左側にある寛骨と真ん中にある仙骨との間に形成される関節で、左右二つあります。
この関節の左右の歪みが腰痛の引き金となりました。
でもお仕事をされている時は腰痛がなく、朝のみ腰痛が発症するのはどうしてでしょうか?
それは、寝ている時に仙腸関節に圧力がかからなくなるからです。
骨盤は起きている時に上半身の重さを抱え、地面からの圧力を股関節から骨盤に受けております。
股関節が骨盤に入る時の角度は約120度ですので、腰椎・股関節から全て120度の角度で骨盤の中心に圧力がかかりバランスを保っております。
それが、寝ている時にはその圧力が骨盤にかからず長く寝れば寝るほど骨盤が開きやすくなります。
その結果、筋肉が引っ張られ腰の緊張を引き起こしているのです。
20代に比べ関節も筋肉も硬くなってしまった。
運動をしていない為、筋力が低下してしまった。
そして、姿勢が悪くなって普段から腰に負担がかかっている。
そう言った状態が積み重なり、朝の目覚めの腰痛が発症してきたと思います。
関節の可動性を付ける為に、骨格矯正を行い日常の歪みや癖をなくし、筋力を付け筋肉の柔軟性を高める。
そして寝具などにも気を使い出来るだけ負担のかからない状態を作る事が大切になります。
しかし、どんなに良い状態を作ったとしても腰だけ曲げて重い荷物を運んだり、長時間座りっぱなしになったりなどするとどうしても腰にはストレスがかかりますので、日常生活から気を付けていかなくてはいけませんね。